ソフバンGが6日ぶり反発、全体相場にツレ高、米中摩擦の不安は根強い

株式

2019/8/27 14:04

 ソフトバンクグループ<9984.T>が全体相場の下げ一服を背景に、6営業日ぶりに反発している。ただ、米中摩擦をめぐる市場の不安は根強いようだ。

 この日の株価は一時前日比3.2%高の4683円まで買われた。前日の米国株の上昇やドル・円相場の急反発を受け、同社株にも物色が向かっている。

 もっとも、「トランプ米大統領には何度となく裏切られただけに、買い一巡後は様子見姿勢となっている」(中堅証券)。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、「米中摩擦の状況により、投資先のソフバンGのアリババ・グループの株価が下落するリスクが残る」と話している。

 一方、9月には日米欧で金融緩和が加速するとみる向きが多い。世界的にリスクオフムードが後退する可能性があるだけに、ソフバンGについてもここから大きく売り込むには勇気がいるとの声も聞かれた。

提供:モーニングスター社

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