HISが一時急伸、営業利益予想を下方修正するもアク抜け感

株式

2019/8/29 12:58

 エイチ・アイ・エス<9603.T>が一時急伸。28日引け後の決算発表で、19年10月期の連結営業利益予想を下方修正したが、アク抜けの動き。株価は前日比71円高の2657円まで値を上げる場面があった。

 19年10月期について、予想売上高は従来の7860億円から8000億円(前期比9.8%増)に増額したが、営業利益を200億円から160億円(同11.5%減)に引き下げている。売上高は、旅行事業において第3四半期(19年5-7月)よりRED LABEL VACATIONS INC.を連結化したこと、および日本発海外旅行が好調なことが主な要因。一方、利益面は訪日旅行において市場環境の変化による価格競争の激化により利益率が想定以上に悪化していること、およびハウステンボスにおいて想定以上に入場者数が減少したこと、加えてホテル事業において第3四半期間に一括してバランスシートの健全化を図ったことなどが重しとなった。

 19年10月期第3四半期累計(18年11月-19年7月)は売上高5737億1700万円(前年同期比12.4%増)、営業利益113億4800万円(同18.1%増)と2ケタの増収・増益を達成している。

 午後零時55分現在の株価は1円安の2585円。

提供:モーニングスター社

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