(再送)日経平均は240円高と大幅反発、取引時間中としては1週間ぶりに2万700円台を回復=30日前場

 30日の日経平均株価は、前日比240円57銭高の2万701円50銭と大幅反発して前場の取引を終了した。朝方は、きのう下落したものの底堅い動きだったことや、現地29日の米国株式が続伸した動きを受けて買いが先行。戻り待ちの売りに上値が重い場面もみられた。ただ、時間外取引で米株価指数先物が上昇に転じ、30日の中国・上海総合指数も3日ぶりに反発したことも支えとなり、ジリ高基調が続き午前11時29分には、同240円72銭高の2万701円65銭と高値を付ける場面もみられた。取引時間中に2万700円台を付けるのは、23日以来、1週間ぶり。ドル・円相場は1ドル=106円40銭台(29日終値は106円10-11銭)で、朝方よりはやや円高方向にある。東証1部の出来高は4億7391万株、売買代金は7774億円。騰落銘柄数は値上がり1852銘柄、値下がり215銘柄、変わらず82銘柄だった。

 市場では「米国株高を受け、売り方の買い戻しも誘ったもようだが、当面は25日線(29日時点で2万831円)が上値として意識されそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、日立<6501.T>、ソニー<6758.T>などの電機株も高い。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も堅調。SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も上げた。東証業種別指数は、32業種が上昇、不動産1業種が下落した。

 個別では、ワイヤレスG<9419.T>、レッグス<4286.T>、チャームケア<6062.T>、イントラスト<7191.T>、三井ハイ<6966.T>などが上昇。半面、パーク24<4666.T>、ミライアル<4238.T>、山崎パン<2212.T>、マイネット<3928.T>、ザッパラス<3770.T>などが下落している。

提供:モーニングスター社

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