日経平均は5円高と小幅続伸、売り一巡後に上げ転換、為替の落ち着きなど支え=4日前場
4日前場の日経平均株価は前日比5円98銭高の2万631円14銭と小幅続伸。朝方は、売りが先行した。米8月製造業景況感指数の悪化で3日の米国株式が下落した流れを受け、一時2万554円16銭(前日比71円00銭安)まで軟化した。一巡後は、持ち直しの動きとなり、上げに転じた。為替相場の落ち着きとともに、時間外取引の米株価指数先物の上げ転換や、中国・上海総合指数の切り返しも支えなり、前場後半には2万652円14銭(同26円98銭高)まで強含んだ。ただ、買いは続かず、終盤にかけては前日終値近辺で推移した。
東証1部の出来高は4億2985万株、売買代金は7410億円。騰落銘柄数は値上がり557銘柄、値下がり1485銘柄、変わらず108銘柄。
市場からは「米中問題などは分かった話であり、下を売る投資主体はあまりいない。8月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景況指数の悪化は重しだが、米利下げバイアスが強まるという面もある。世界的に製造業の減速は織り込んでおり、日経平均は2万円を底に値固めするとみている」(国内投信)との声が聞かれた。
業種別では、任天堂<7974.T>、ピジョン<7956.T>などのその他製品株が堅調。川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も高い。武田薬<4502.T>、協和キリン<4151.T>などの医薬品株や、テルモ<4543.T>、島津製<7701.T>などの精密株も買われた。
半面、SUMCO<3436.T>、LIXILG<5938.T>などの金属製品株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株が軟調。出光興産<5019.T>、コスモエネH<5021.T>などの石油石炭製品株や、特殊陶<5334.T>、AGC<5201.T>などのガラス土石株も安い。
個別では、アトラ<6029.T>がストップ高となり、ベネフィット<3934.T>、明和産<8103.T>、テモナ<3985.T>などの上げも目立った。半面、IRJHD<6035.T>、泉州電業<9824.T>、DLE<3686.T>、CEHD<4320.T>などの下げが目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、28業種が下落した。
提供:モーニングスター社
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