免疫生物研究が続急騰、抗HIV抗体及びその製造方法に関する国内特許の共同出願手続きを完了

株式

2019/9/18 13:08

 免疫生物研究所<4570.T>が続急騰。17日引け後に、熊本大学、医薬基盤・健康・栄養研究所、CUREDと、「抗HIV抗体及びその製造方法」に関する国内特許の共同出願手続きを完了したと発表したことが材料視された様子。株価は前日比116円高の844円まで値を上げている。

 同社はCUREDと共同で、抗HIV抗体を遺伝子組換えカイコで生産し、HIV感染症の治療薬として実用化することを標ぼう。この抗HIV抗体はヒトレトロウイルス学共同研究センター熊本大学キャンパスの松下修三教授らが、エリートコントローラー(未治療でも体内でHIVが増殖せず血液からHIVが検出されない長期無症状感染者)から単離したヒトモノクローナル抗体であり、広範なHIV株に対して高い中和活性を有することが知られている。そして、この抗体を遺伝子組換えカイコにより生産することを試みたところ、高効率での生産が可能なことが明らかになったという。

 午後1時5分時点の株価は40円高の770円。

提供:モーニングスター社

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