吉野家HDが20年ぶり高値、日米貿易協定の合意好感、林兼ややまびこも高い

株式

2019/9/26 9:45

 安倍首相とトランプ米大統領はニューヨークで日米の新たな貿易協定に合意したことを受け、26日の株式市場では米国産牛肉の関税引き下げで恩恵を受ける吉野家ホールディングス<9861.T>が連日で年初来高値を更新した。食肉卸の林兼産業<2286.T>や農機のやまびこ<6250.T>にも思惑買いが向っている。

 農産品の関税はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)並みの水準に引き下げ、牛肉は現行の38.5%から段階的に9%まで持っていく。豚肉も大幅に下げ、ワインは最終的に関税ゼロにするという。一方、日本が求めていた自動車と自動車部品の関税撤廃は先送りされた。

 北米産牛肉が主原料の吉野家HDは20年ぶりの高値に相当する2514円(前日比4.1%高)まで上昇。林兼も一時3.4%、北米と日本が主戦場のやまびこは3.0%それぞれ値上がりしている。

提供:モーニングスター社

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