9日の東京株式市場見通し=反落後も軟調な展開か

国内市況

株式

2019/10/9 7:47

 予想レンジ:2万1200円-2万1500円(8日終値2万1587円78銭)

 9日の東京株式は、反落後も軟調な展開か。米中貿易交渉の行方が不透明となるなか、リスク回避姿勢の高まりから、売り優勢の動きとなりそう。IMF(国際通貨基金)の専務理事に就任したゲオルギエバ氏は「米中の貿易戦争で2020年に世界のGDP(国内総生産)の0.8%相当が失われる」との見方を示しており、株価の重しとして意識されそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台の前半(8日終値は107円15-17銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=117円台の前半(同117円64-68銭)と円高方向に振れている。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、任天堂<7974.T>、東エレク<8035.T>などが、8日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所終値比285円安の2万1335円だった。(高橋克己)

9日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・15:00 9月工作機械受注

・決算発表=ローソン<2651.T>、ABCマート<2670.T>、ウエルシアHD<3141.T>、ベル24HD<6183.T>、サイゼリヤ<7581.T>、ファミマ<8028.T>、ライフコーポ<8194.T>、イオン<8267.T>、イオンディラ<9787.T>

・IPO(新規上場)=アンビスホールディングス(アンビス)<7071.T>(ジャスダック)

【海外】(時間は日本時間)

・21:00 ブラジル9月消費者物価

・ノーベル化学賞発表

・9月17、18日開催のFOMC議事録

・米10年国債入札

・韓国市場休場

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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