9日の債券市場見通し=堅調な展開か

債券

2019/10/9 8:31

予想レンジ:債券先物中心限月(19年12月限)154.95円-155.15円、長期国債利回りマイナス0.220%-マイナス0.200%

 9日の債券市場は堅調な展開か。

 前日の米債券市場は反発。米中貿易協議の進展期待の後退で、安全資産とされる債券に買いが向かった。

 「パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長講演の内容を受けて、今月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)で国債などの資産購入再開を決める公算が大きく、金融緩和が長期化するとの見方が広がりつつある」(国内証券)という。

 国内市場では、日銀の長期国債の買い入れオペや、財務省が実施する国債入札、さらに目立った経済指標の発表が予定されていない。このため、反発となった米債券市場の流れを引き継ぎそうだ。米株安を受けて、日経平均株価が軟調に推移しそうなことも円債には追い風となりそうだ。

提供:モーニングスター社

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