Ubicomがグローバル事業、メディカル事業とも好調、高収益モデル確立し第2半期ベースで過去最高益へ
2019/11/8 8:50
Ubicomホールディングス<3937.T>は7日大引け後、2020年3月期の第2四半期(4-9月)決算を発表した。
連結売上高は19億2500万円(前年同期比13.6%増)、営業利益は3億2200万円(同13.5%増)、経常利益は3億3600万円(同14.8%増)、純利益は2億3600万円(同15.9%増)だった。高収益事業モデルの確立で、戦略的投資をこなしながら増収増益を達成した。また、営業利益および経常利益は第2四半期ベースで過去最高益を更新している。
フィリピン子会社を活用したソリューション開発のグローバル事業のセグメント営業利益は同25.8%増と急増した。既存のピラー顧客の受注拡大に加えて、大手自動車メーカー向けテスト自動化ソリューション、モバイル&クラウドなど、アセット化した開発基盤を用いた収益性の高い案件が伸長した。
大手監査法人系コンサルティンググループへのAI(人工知能)チャットボットの横串的展開など、19年3月期からの戦略的投資(人員/R&D)の効果も顕在化している。
一方、レセプト(診療報酬明細)点検ソフトウエア開発などのメディカル事業もサブスクリプション型ビジネスモデルを確立し、営業利益が同14.2%増と好調。セグメント売上高営業利益率も42.0%と高い。
レセプトチェックシステム「Mighty」シリーズのパッケージ販売に関連したストック売上が順調に伸びている。次世代システム「Mighty Checker EX」も引き合いが多く、複数の売上トップクラスの医療グループ内病院において新たな導入が決定した。
今後は大手医療グループ内の横展開に加えて、直接販売の推進、マーケティング強化を目的とした複数の金融機関との連携を図り、さらなる高収益の実現を目指す。
20年3月期業績予想は据え置きで、売上高40億2100万円(前期比13.1%増)、営業利益6億7100万円(同19.0%増)、経常利益7億1000万円(同20.1%増)、純利益4億4300万円(同20.3%増)を見込んでいる。
ただ、同社計画はこれまで保守的な傾向があり、19年3月期業績が計画を上回って着地した経緯もあることから、20年3月期も計画の上ブレが期待される。
提供:モーニングスター社
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