MSCI指数採用のかんぽ生命高い、除外免れた丸一管は大幅高

株式

2019/11/8 9:43

 MSCIスタンダードインデックスに新たに採用されることが決まったかんぽ生命保険<7181.T>が買い優勢となっている。また、一部で除外候補に挙がっていた丸一鋼管<5463.T>は、採用が維持されたことで大幅高となった。

 8日日本時間朝に発表されたMSCI指数の定期銘柄入れ替えでは、かんぽ生命のほかに日本新薬<4516.T>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684.T>とリートのオリックス不動産投資法人<8954.T>の4銘柄が追加された。一方、カネカ<4118.T>、日本電気硝子<5214.T>、神戸製鋼所<5406.T>の3銘柄は除外される。

 入れ替えの内容はおおむね市場予想通りだが、除外を免れた丸一管は安心感から前日比6.3%高の3205円まで急伸した。採用組はかんぽ生命が一時3.1%高。日本新薬も1.1%高まで上昇する場面があったが、その後はマイナス転換している。除外組への売り圧力は限定的。

 パッシブファンドによるリバランスは同26日に行われる。大和証券は日本株への資金流入を310億円と予想し、想定される買い需要についてオリックスFを平均売買代金の約11日分、日本新薬を9日分、かんぽ生命を6日分、スクエニHDを3日分と試算している。

提供:モーニングスター社

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