小型株の強気格付け相次ぐ、フィックスターズやブロードリーフが急伸

株式

2019/11/27 10:57

 証券各社の新規カバレッジが相次ぎ、市場が中・小型株人気の色合いを増している。フィックスターズ<3687.T>やブロドリーフ<3673.T>が急伸した。

 ソフト開発のフィックスターズは一時前日比13.2%高の1566円を付け、一気に25日移動平均線と75日線を奪回。200日線にもタッチした。刺激材料は26日付の東海東京調査センターのリポート。フィックスターズを新規に強気の「アウトパフォーム」とし、目標株価2300円を掲げた。

 同調査センターはフィックスターズについて、自動運転向け製品や、SaaS(Software as a Service=サービスとしてのソフトウエア)の展開が業績成長を加速すると予想。足元で量子コンピューターの関連銘柄としても人気化した同社株だが、主力事業に対する期待も高まった格好だ。

 ブロードリーフは大和証券が5段階中2位の「2」でカバレッジ。同社は整備工場など、自動車のアフター市場向けシステムの最大手。安定した収益環境やサービスの高度化を評価し、同証券は850円の目標株価を付した。この日は686円(前日比9.4%高)まで買われ、年初来高値を更新した。

 このほか、野村證券が新規「Buy」(買い)で格付けしたクラウド型名刺管理サービスのSansan<4443.T>も急騰。大和証が「2」に設定し目標株価2400円としたギフティ<4449.T>も買われた。

提供:モーニングスター社

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