鎌倉新書が反落、株価急上昇の反動売りか

株式

2019/12/5 13:48

 鎌倉新書<6184.T>が大幅反落。直近の株価急騰による反動売りもあり、前日比8.4%安の1903円まで売られた。

 同社は葬儀のポータルサイトを展開している。20年3月期上期の連結営業利益は3.2億円(前年同期比25.7%増)に伸長し、期初計画から1億円超の上ブレ。お墓、葬祭、仏壇の主力3事業がともに伸長した。通期計画(営業利益は前期比7.5%増の8億円)に対する進ちょく率は低いものの、下期に収益が偏重する傾向があるため、順調な業績推移と見られる。

 一方、株価は業績好調を反映して大幅上昇。4日には2084円まで買われ、約1カ月で7割近い上昇を見せていた。昨年8月の分割後高値を大幅更新したこともあり、この日の利益確定売りにつながったもようだ。

 ただし、同社は4月に開始した新サービス「いい相続」が順調に売上を拡大。中長期での収益貢献期待が高まっていることもあり、売り一巡後は見直し買いが再度株価を押し上げる展開も考えられる。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ