日シス技術が急騰、医療ビッグデータ始動で思惑―JMDCも高い

株式

2019/12/19 9:23

 日本システム技術<4323.T>が急騰し、前日比11.2%高の1410円を付けた。「医療ビッグデータ」について、政府が京大系の一般社団法人「ライフデータイニシアティブ」を運用を担う国の代理機関の第1号に選ぶと伝わった。関連銘柄として日シス技術には思惑買いが向かっている。

 日シス技術はシステム開発が主力で、医療ビッグデータ事業も収益柱の1つ。医療ビッグデータは、画像や数値といった患者の医療情報を匿名に加工・集約して利活用するもの。18年に施行した次世代医療基盤法に基づき、新薬開発や生活習慣病の治療に役立てる取り組みが名実ともにスタートする。

 日シス技術のほか、医療関連データの収集・分析が主力のJMDC<4483.T>も買われている。関連株はほかにデータネットワークサービスのメディカル・データ・ビジョン(MDV)<3902.T>、画像データの管理でイメージワン<2667.T>、AI(人工知能)によるデータ解析でテクノスデータサイエンス・エンジニアリング(TDSE)<7046.T>、医療プラットホーム事業を展開するメドレー<4480.T>、Ubicomホールディングス<3937.T>、CYBERDYNE(サイバダイン)<7779.T>など。

提供:モーニングスター社

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