日経平均は410円程度安、売り先行後も弱い動きが継続=1月6日寄り付き

 1月6日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前年末比410円程度安い2万3244円前後で推移する。午前9時15分には、同446円13銭安の2万3210円49銭を付けている。12月30日大納会の軟地合いや、米国によるイランへの空爆による中東情勢の緊迫化などから、売りが先行した。為替市場でリスク回避による円高も重しとなっているようだ。現地3日の米国株式は、NYダウ・ナスダックともに3日ぶり反落。シカゴ日経平均先物の清算値は、12月30日の大阪取引所終値比350円安の2万3290円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が下落。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も安い。日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も下げている。

 個別では、MDV<3902.T>、酒井重<6358.T>、ウィルG<6089.T>、タカラトミー<7867.T>、クミアイ<4996.T>などが下落。半面、東京計器<7721.T>、フォーバル<8275.T>、フォーカス<4662.T>、イノテック<9880.T>、共栄タンカー<9130.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時20分時点で、1ドル=108円台の前半(12月30日終値は1ドル=109円14-15銭)、1ユーロ=120円台の半ば(同122円18-22銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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