(再送)7日の債券市場見通し=下げ渋る展開か

債券

2020/1/7 8:24

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.20円-152.50円、長期国債利回りマイナス0.040%-マイナス0.020%

 7日の債券市場は、下げ渋る展開か。

 前日の米国債券市場は3営業日ぶりに反落となった。中東情勢の緊迫化への懸念から買いが先行したが、米株上昇や米経済指標の改善などを受けて次第に売り優勢となった。

 「中東情勢の緊迫化で債券買いが優勢な場面もあったが、原油先物相場が一時下げに転じると投資家のリスク回避の動きがやや和らぎ、株高で債券買いの勢いが薄れた」(国内証券)という。

 国内市場では、売り先行後、財務省が実施する10年国債入札をこなして下げ渋る展開となりそうだ。

 「外国人の需要の弱さに加え、マイナス利回りでの国内投資家の需要の鈍さは気掛かりだが、新発債ゆえの銘柄的新味や相対的割安感等から、消化に足る需要は集まる」(銀行系証券)との見方。ドル円が値を戻し、日経平均株価の上昇はマイナスだが、一方的に売られる可能性は低いようだ。

提供:モーニングスター社

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