サイゼリヤが高下、自社株買いの実施を発表するも第1四半期の減収減益を嫌気

株式

2020/1/9 16:15

 サイゼリヤ<7581.T>が高下。8日引け後の決算発表で、上限10億円、40万株(自己株式を除く発行済株式数の0.8%)の自社株買いを実施すると発表したことが好感され、朝方は前日比114円高の2762円まで上伸。しかし、買い一巡後は20年8月期第1四半期(19年9-11月)の連結業績が減収・減益だったこともあり、42円安の2606円まで値を下げている。

 20年8月期第1四半期は、売上高380億6800万円(前年同期比0.7%減)、営業利益19億800万円(同0.4%減)。スクラップアンドビルドの推進による新規顧客の獲得や店舗内外装のデザイン変更を行う中、「アジア」は営業利益15億2900万(同31.8%増)と好調に推移したが、台風19号の影響を受けたことなどにより、「日本」の営業利益が3億1300万円(同54.4%減)にとどまり全体の重しに。連結営業利益の上期(19年9月-20年2月)予想39億円(同11.1%増)に対する進ちょく率は48.9%となっている。

 9日の終値は、前日比17円安の2631円。

提供:モーニングスター社

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