豊田通商、出資する水稲研がハイブリッドライスの効率的な採種法に関する特許を取得

株式

2020/1/10 7:33

 豊田通商<8015.T>は8日、同社が出資する水稲種子開発企業の水稲生産技術研究所(愛知県豊明市、水稲研)が、ハイブリッドライスの効率的な採種法に関する特許を19年11月1日に取得したと発表した。

 2つの系統を交配させて生まれるハイブリッドライスは、従来型の品種に比べて食味や収量の向上など有用な性質を持たせることができるが、2つの親系統を交配させて採種するため、種子の収量低下や、ハイブリッドライスにならない花粉親系統の種子が混ざりやすい、という課題があった。水稲研は、これらの課題解決につながる効率的な採種方法を発明し、ハイブリッドライスの種子収量を増やすことに成功。またこれにより、採種工程の工数削減も期待できるという。

 9日の終値は、前日比35円高の3835円。

提供:モーニングスター社

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