ステムリムが急騰、開発中の「KOI2」に関し栄養障害型表皮水疱症患者を対象とした臨床試験で有意な改善

株式

2020/1/14 10:11

 ステムリム<4599.T>が急騰し、一時67円高の980円を付けている。14日の取引開始前、10日の水疱(すいほう)症研究会において、同社が「再生誘導医薬」として開発を進めている骨髄間葉系幹細胞動員医薬「KOI2」(HMGB1ペプチド)に関し、栄養障害型表皮水疱症患者を対象とした臨床試験(第2相医師主導治験)で、統計学的に有意な改善が確認されたと発表、材料視された。

 今回の治験に参加した栄養障害型表皮水疱症患者全例(9例)の解析で、同罪投与により主要評価項目(全身皮膚の水疱、びらん、潰瘍の合計面積の治療前値からの変化率)で、統計学的に有意な改善を確認。同剤投与終了後の最終観察時点(投与終了6カ月後)においても、9例中7例が治療前値を下回る改善を示し、そのうち4例は50%%以上の著明な改善を示したとしている。

 午前10時7分時点の株価は、前週末比46円高の959円。

提供:モーニングスター社

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