岡本硝子が後場急騰の場面も、「ホログラム光学素子」の原理試作に成功

株式

2020/1/20 14:29

 岡本硝子<7746.T>が後場急騰し、前日比11.3%高の325円を付ける場面があった。きょう20日正午、スマートグラスなどに使う、「ホログラム」と呼ばれる特殊映像の光学素子の原理試作に成功したと発表した。

 紙幣の偽造防止などに用いられるホログラムは、立体視の特徴が知られる。一方、その光の回折現象はスマートグラスのようなディスプレイデバイスにも応用できるという。岡本硝子はこれまでも共同研究で実績のある、ホログラム記憶媒体製造のエガリム社(静岡市)の技術支援を受けた。シチズン時計<7762.T>の連結子会社のシチズンファインデバイスが手掛ける強誘電性液晶(FLCOS)と組み合わせた試作品が、直近米ラスベガスで行われた電機製品見本市「CES2020」で展示された。

 株価は後場寄りに大きく上昇したが、買い一巡後は上げ幅を縮小している。

提供:モーニングスター社

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