NCNが「陽の家」で注目、20年3月期は増収増益を達成へ

株式

2020/1/21 15:55

 木造耐震設計のエヌ・シー・エヌ(NCN)<7057.T>は消費増税の影響を乗り越えて今20年3月期は増収増益を達成する見込み。9月には同社が手掛ける良品計画<7453.T>の「MUJI HOUSE」から5年ぶりとなる新商品「陽の家」が発売されており、下期から来期向けた業績寄与が期待される情勢にある。

 上期連結の売上高は33億600万円、営業利益は1億2900万円となった。上場初年度であるため前年同期比較はないが、営業利益は当初計画の1億1000万円を17%上回って通過した。構造設計などの非住宅部門の売上高が伸びている。中期的には、2021年4月に予定されている改正建築物省エネ法の施工もポイントとなる。300平方メートル未満の住宅を対象に基準適合の可否などの説明が義務化される。また、中古住宅マーケットへの参入も視野に入れている。

 住宅関連ということで株式市場の評価は低いが、成長性は高い。上場して間もない企業ながら増配を計画しており、株主意識の高さも評価できそうだ。

 21日の終値は、前日比26円高の1306円。

提供:モーニングスター社

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