日経平均は245円程度安、春節休暇を前に新型のコロナウイルス流行を警戒し手控え=23日寄り付き

 23日午前9時26分すぎの日経平均株価は、前日比245円程度安い2万3785円前後で推移する。午前9時25分には、同248円10銭安の2万3783円25銭を付けている。きのう22日は反発したものの、戻り待ちの売りにが先行した。中国で多発している新型のコロナウイルス流行が警戒されるなか、春節休暇を控え日本への旅行者が増加することが見込まれていることも手控えにつながっているようだ。現地22日の米国株式は、NYダウが小幅続落した一方、ナスダック総合指数は反発するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所終値比180円安の2万3840円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、日本製鉄<5401.T>、JFE<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も下げている。

 個別では、IDOM<7599.T>、シキボウ<3109.T>、ゲンキードラ<9267.T>、アイスタイル<3660.T>、ツナグGHD<6551.T>などが下落。半面、阿波製紙<3896.T>、わかもと<4512.T>、ランド<8918.T>、イワキ<8095.T>、中国塗<4617.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時26分時点で、1ドル=109円台の後半(22日終値は1ドル=110円00-01銭)、1ユーロ=121円台の後半(同121円94-98銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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