24日の債券市場見通し=続伸も上値に重さが残る展開か

債券

2020/1/24 8:27

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.30円-152.60円、長期国債利回りマイナス0.045%-マイナス0.025%

 24日の債券市場は続伸も、上値に重さが残る展開か。

もみ合いの展開か。

 前日の独米国債は上昇。ECB(欧州中央銀行)理事会は金融政策の据え置きを決定。「政策の戦略的見直し」を開始することも発表された。ドイツ国債の上昇につながり、米国債も連れ高した。また、中国発の新型肺炎の感染拡大で、中国や世界経済への悪影響への警戒感から安全資産としての債券買いにつながった。

 国内市場でも買い先行でスタートしそうだ。ただ、日経平均株価が下げ渋れば、上値は重くなりそうだ。WHO(世界保健機関)の「緊急事態宣言」見送りを判断を受けて、金融市場全体のリスク回避的なムードが和らぎそうなことが手掛かり。なお、財務省が実施する流動性供給入札対象は波乱なく通過しそうだ。

提供:モーニングスター社

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