日東電が急落、20年3月期第3四半期決算は大幅な減益に

株式

2020/1/28 9:51

 日東電工<6988.T>が急落し、一時270円安の5850円を付けている。27日引け後、20年3月期第3四半期(19年4-12月)の連結決算(IFRS)を発表。大幅な減益となり、嫌気された。

 第3四半期決算は、売上収益が5707億3500万円(前年同期比9.4%減)、営業利益が601億9600万円(同28.4%減)だった。インダストリアルテープ事業の基盤機能材料では、エレクトロニクスの市場が低迷。スマートフォン用途、電子部品の製造工程で使用される材料の需要が伸び悩んだ。オプトロニクス事業では、情報機能材料で、前期に偏光板の技術供与によるロイヤルティー収益を計上した反動などが影響した。

 20年3月期業績予想は、売上収益7500億円(前期比7.0%減)、営業利益710億円(同23.5%減)を据え置き。第3四半期決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上収益で76.1%、営業利益で84.8%となっている。

 午前9時50分時点の株価は、前日比160円安の5960円。

提供:モーニングスター社

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