<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年末時点の政策金利見通しを4.25%に引き下げ

新興国

2020/1/28 11:24

 ブラジル中央銀行が27日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した中銀の20年末時点の政策金利見通しは前週予想の4.50%から4.25%に引き下げられた。1カ月前の予想は4.50%だった。一方、21年末時点の見通しは前週予想の6.25%に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前は6.38%だった。次回2月5日会合時点の見通しも前週予想の4.25%に据え置かれた。据え置きは12週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の3.56%上昇から3.47%上昇へと改善方向に上方修正された。上方修正は4週連続、1カ月前の予想は3.61%上昇だった。21年の見通しは前週予想の3.75%上昇に据え置かれた。据え置きは59週連続となった。

 20年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比伸び率2.31%増に据え置かれた。1カ月前の予想は2.30%増だった。また、21年の見通しも前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは150週連続となった。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=4.05レアルから4.10レアルに引き上げられた。引き上げは2週連続、1カ月前の予想は4.08レアルだった。21年末時点の見通しは前週予想の4.00レアルに据え置かれた。据え置きは10週連続となった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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