米アップルが急伸、第1四半期業績が市場予想上回る

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2020/1/29 9:18

 米アップル(AAPL)が28日の時間外取引で、日中終値(317.69ドル)に対して3%近く上昇する場面があった。この日の引け後に発表した20年9月期第1四半期(19年10-12月)の決算や、第2四半期(20年1-3月)の見通しが市場予想を上回ったことが好感された。

 第1四半期の売上高は前年比8.9%増の918億1900万ドル、純利益は同11.4%増の222億3600万ドル、希薄化後の1株当たり利益(EPS)は4.99ドル(前年は4.18ドル)だった。市場予想の中央値は売上高が884億8000万ドル、EPSが4.54ドルだった。

 19年9月20日に販売を開始した「iPhone11」が業績に貢献し、iPhoneシリーズの売上高は同7.6%増の559億5700万ドルと堅調だったうえ、腕時計型端末「Apple Watch」も好調で、ウエラブル・アクセサリー部門は同37.0%増の100億1000万ドルと急成長。いずれも市場予想を上回った。一方、音楽配信やデータ共有サービス、電子決済サービスなどサービス部門の売上は同16.9%増の127億1500万ドルと、3四半期連続で過去最高を更新したが、市場予想には届かなかった。

 地域別では、北米、欧州、中国(台湾や香港を含む)が増収を確保したが、日本は減収だった。

 第2四半期については、売上高を630億-670億ドルと予想した。市場予想は624億1000万ドルだった。市場ではiPhone11やApple Watchなどの販売が好調を維持するとみている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

(イメージ写真提供:123RF)

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