日経平均は47円程度高、買い先行後は戻り待ちの売りに上値は重いもよう=29日寄り付き

 29日午前9時20分すぎの日経平均株価は、前日比47円程度高い2万3263円前後で推移する。午前9時1分には、同95円95銭高の2万3311円66銭を付けている。きのう28日に下げ渋る動きをみせていたことや、現地28日の米国株式が反発したこともあり、買いが先行した。為替市場で、ドル・円相場が落ち着いた動きをみせていることも支え。ただ、大幅続落となっていたこともあり、戻り待ちの売りが控えているもようで、上値は重いようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比180円安の2万3340円だった。

 業種別では、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が上昇。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの鉱業株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、旭化成<3407.T>、信越化<4063.T>などの化学株も堅調。ブリヂス<5108.T>、オカモト<5122.T>などのゴム製品株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株も上げている。

 個別では、小野測器<6858.T>、日本エンタ<4829.T>、ランド<8918.T>、ユニゾHD<3258.T>(監理)、鋳鉄管<5612.T>などが上昇。半面、タカキタ<6325.T>、OBC<4733.T>、富士紡HD<3104.T>、ALSOK<2331.T>、ピーシーエー<9629.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の前半(28日終値は1ドル=109円07-08銭)、1ユーロ=120円台の前半(同120円16-20銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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