<米国株情報>ボーイング、737MAX関連の損失補填で1兆円超を追加調達

株式

2020/1/29 10:18

 航空・宇宙機器大手ボーイング<BA>は「737MAX」に関連した損失補填を目的とした120億ドル(約1.3兆円)超の資金調達に成功したもようだ。損失は使用禁止期間の長期化に伴う生産停止や737MAXを保有する航空会社への補償などが含まれる。経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが27日、関係者の話として伝えた。

 ボーイングは金融大手のシティグループ<C>やウェルズ・ファーゴ<WFC>、JPモルガン・チェース<JPM>、証券大手バンクオブアメリカ・メリルリンチから計60億ドルの資金融資の確約を受けており、残りの資金調達のため、他の金融機関と交渉を行っていた。

 バンクオブアメリカ・メリルリンチの推計による737MAX関連のトータルコスト(損失額)は、仮に737MAXが6-7月までに使用が再開された場合でも200億ドル(約2.2兆円)に達する。この中には墜落事故の犠牲者への賠償金支払いや訴訟費用は含まれていない。

 ボーイングは29日に発表予定の19年12月期第4四半期(10-12月)決算とともに、737MAX関連の追加損失を明らかにする方針。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ