<米国株情報>アップル、中国の全42店舗を9日まで休業―新型肺炎の感染拡大で

株式

2020/2/4 10:23

 アップル<AAPL>は1日、中国湖北省武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、中国本土にある42カ所の全店舗を2月9日まで休業すると明らかにした。経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが伝えた。

 ティム・クックCEO(最高経営責任者)は20年9月期第1四半期(19年10-12月)決算を発表した1月28日時点で、武漢の店舗のみを休業するとしていたが、感染拡大を受けて中国全店の休業に踏み切った。

 クックCEOは第2四半期(20年1-3月)の売上高予想630億-640億ドルに新型肺炎の感染拡大の影響が含まれているとした。42店舗の臨時休業による売上への影響は明らかにしていないが、市場では休業が2月後半まで長引いたとしても、最大で中国における年間販売台数の約3%に相当する100万台のiPhoneの販売が第3四半期(4-6月)にずれ込む程度とみており、売上全体への直接的な影響は軽微とみられている。

 ただ、中国には生産拠点があり、世界市場向けの製品の大半を生産していることから、新型肺炎の感染拡大が長期化すれば、サプライチェーン(部品供給網)の混乱により深刻な問題に発展する恐れがある。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ