AGCが急騰、20年12月期は増益転換見込み連続増配へ

株式

2020/2/6 10:32

 AGC<5201.T>が急騰し、一時165円高の3890円を付ける場面があった。5日引け後に19年12月期連結決算(IFRS基準)と20年12月期業績予想を発表、今期は増益転換を見込み、連続増配方針を示したことで、買い安心感につながった。

 20年12月期業績予想は、売上高が1兆5500億円(前期比2.1%増)、営業利益が1200億円(同18.1%増)を見込む。建築用ガラスは、欧州では需給バランス悪化が懸念されるものの、出荷は多くの地域で緩やかに増加する見込みで、自動車用ガラスの出荷は前期並みを予想。半導体関連製品およびオプトエレクロニクス関連製品は、半導体関連市場の回復やモバイル端末向け製品の需要増などにより出荷が増加する見通し。また銅張積層板の出荷は、基地局などの5G関連製品の需要増により増加する見込みなどとしている。年間配当については、130円(前期は120円)を予定し、4期連続の増配となる。

 同時に発表された19年12月期決算は、売上高が1兆5180億3900万円(前期比0.3%減)、営業利益が1016億2400万円(同15.7%減)だった。

提供:モーニングスター社

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