日経平均は554円高と大幅に3日続伸、今年に入り最大の上げ幅=6日後場

 6日の日経平均株価は、前日比554円03銭高の2万3873円99銭と大幅に3日続伸して取引を終了。1月9日の上げ幅(535円11銭)を抜き、今年に入り最大となった。きのう5日の好地合いや、現地5日の米国株式が3日続伸した動きなどで、朝方から買いが先行。時間外取引で米株価指数が堅調に推移し、中国・上海総合指数が3日続伸したことも支えとなった。午後に入り、中国が米国からの一部輸入品の関税を引き下げると伝わり、午後1時57分には、同675円81銭高の2万3995円37銭ときょうの高値を付けた。その後は、戻り待ちの売りに押されたようだ。為替市場では、ドル・円相場が1ドル=109円90銭台(5日終値は109円33-34銭)の小動きが続いた。東証1部の出来高は16億5442万株、売買代金は3兆510億円。騰落銘柄数は値上がり1838銘柄、値下がり271銘柄、変わらず50銘柄だった。

 市場では「米国株高や中国・上海総合指数の戻りなどを受けて買いが優勢となったが、戻りのスピードが速いようだ」(中堅証券)とやや慎重な声も聞かれた。

 業種別では、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、出光興産<5019.T>、JXTG<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。ニコン<7731.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株や、コマツ<6301.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も堅調。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、国際帝石<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株上げている。東証業種別指数は、全33業種が上昇した。

 個別では、総合メディH<9277.T>(監理)、パンパシI<7532.T>、巴川紙<3878.T>、ミツバ<7280.T>、パスコ<9232.T>などが上昇。半面、ダイトウボウ<3202.T>、コロプラ<3668.T>、メンバーズ<2130.T>、アトネイチャ<7823.T>、レノバ<9519.T>などが下落した。

(イメージ写真提供:123RF)

提供:モーニングスター社

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