イトクロ、次期成長に向けて「みんなの学校情報」に注力

株式

2020/2/7 7:36

 イトクロ<6049.T>は安値圏の推移が続く。ただ、次期成長に向けて投資を強化しており、中・長期的には見直され、回復基調が見込めそうだ。

 同社は学習塾、予備校の情報を提供する「塾ナビ」を中心に、教育関連のポータル(玄関)サイト運営を手掛ける。19年10月期に金融メディアサービスを終了しており、今後は教育関連のメディアサービスに経営資源を集中し、将来的な成長力強化を図る構えだ。

 学習塾・予備校の情報、口コミを提供する主力の「塾ナビ」に続いて、現在は次期成長サービスとして幼稚園から大学までの学校選びに役立つ情報を提供する「みんなの学校情報」に注力。投資強化のため、19年10月期業績は単体売上高43億8200万円(前々期比2.4%減)、営業利益14億3500万円(同28.2%減)だった。

 一方、昨年9月には子ども向け習い事情報サイト「コドモブースター」などを運営するセンジュを子会社化しサービス拡充を図った。これに伴い、今期から連結決算となり、今期業績については連結売上高45億円、営業利益13億円を見込んでいる。実質的に減益となるが、来期には「みんなの学校情報」が成長フェーズに入る予定で、その後の成長加速が期待される。

 6日の終値は、前日比25円安の1447円。

提供:モーニングスター社

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