7日の債券市場見通し=方向感の出にくい展開か

債券

2020/2/7 8:24

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.35円-152.55円、長期国債利回りマイナス0.035%-マイナス0.015%

 7日の債券市場は、方向感が出にくい展開か。

 前日の米国債は横ばい。中国による対米関税の一部引き下げ等を受けて米国株が上昇。債券売りが出る半面、「日本時間の22時半に公表される米1月雇用統計を前に、一方向に流れは傾かなかった」(銀行系証券)という。

 国内市場では方向感に欠ける展開となりそうだ。米雇用統計に、楽観的な見方が広がっており、日経平均株価が上昇する場面では、売り圧力が掛かりそうだ。

 週初までの過度のリスク回避的なムードは後退している。前日は久々にコロナウイルス以外の材料(中国による関税引き下げ)に大きな反応を示す場面もみられ、落ち着きを取り戻しつつある。株高・債券安につながりやすいが、米雇用統計に対する見極めの動きから過度に売られる可能性は低いようだ。

提供:モーニングスター社

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