<新興国eye>トルコ11月失業率、13.3%に低下―季節調整後は13.2%

新興国

2020/2/13 10:07

 トルコ統計局が先週末発表した19年11月の失業率(季節調整前)は13.3%、季節調整後の失業率は13.2%と、いずれも3カ月連続の低下となった。ただ、前年同月(調整前は12.2%、調整後は12.9%)と比較すると依然として高い水準にある。

 非農業部門の失業率は前年比1.1%ポイント上昇の15.4%(前月は15.7%)となった。

 年代別では15-64歳が13.6%(前年比1%ポイント上昇、前月は13.7%)だったが、15-24歳の若年層に限ると24.5%(同0.9%ポイント上昇、前月は25.3%)と突出している。

 失業者数(15歳以上)は前年比32万7000人増の430万8000人となった一方、雇用者数は同14万5000人減の2816万9000人となり、雇用率も前年比0.9%ポイント低下の45.6%(前月は45.9%)となった。

 セクター別の雇用者数は、サービス業が全体の56.6%と最も高く、次いで製造業の20.4%、農業の17.3%、建設業の5.6%。

 労働市場参加率は前年比0.5%ポイント低下の52.5%となった。

 政府が19年9月に発表した最新の中期3カ年(20-22年)経済計画では、20-22年の新規雇用者数は年間100万人増となり、その結果、失業率は19年末時点の12.9%から20年は11.8%、21年は10.6%、22年は9.8%に低下するとしている。18年は11%だった。

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 iS新興国<1362.T>、上場MSエマ<1681.T>

提供:モーニングスター社

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