栄研化学が急騰、新型コロナウイルス検出試薬、開発進行を明らかに

株式

2020/2/17 9:12

 栄研化学<4549.T>に買いが先行し、前日比6.6%高の2408円まで上昇した。14日に新型コロナウイルスの検出試薬の開発を進めていることを明らかにした。

 同社は「ランプ法」と呼ばれる、ウイルスの迅速な診断が可能な遺伝子増幅の技術を擁し、SARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルス向けでも実績がある。同社によれば、新型コロナウイルスの遺伝子を1時間以内に検出できる試薬を早期に供給できる体制を目指している。

 同ウイルスをめぐっては、横浜港に停泊中のクルーズ船の中で感染が拡大しているほか、陸上でも日本国内で患者が増えつつある。現在コロナウイルスの感染有無の確認に使われている「PCR法」と比べ、ランプ法の検査は所用時間が格段に短く、精度や簡易性でも優位があるとされる。

提供:モーニングスター社

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