<新興国eye>ブラジル中銀週報:20年GDP見通しを下方修正

新興国

2020/2/18 10:33

 ブラジル中央銀行が17日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、同中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した中銀の20年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の対前年比伸び率2.30%増から2.23%増に下方修正された。1カ月前の予想は2.31%増だった。また、21年の見通しは前週予想の2.50%増に据え置かれた。据え置きは153週連続となった。

 IPCA(拡大消費者物価指数)で見た20年のインフレ見通しは前週予想の3.25%上昇から3.22%上昇へと改善方向に上方修正された。上方修正は7週連続、1カ月前の予想は3.56%上昇だった。21年の見通しは前週予想の3.75%上昇に据え置かれた。据え置きは62週連続となった。

 20年末時点の政策金利見通しは前週予想の4.25%に据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前の予想は4.50%だった。一方、21年末時点の見通しも前週予想の6.00%に据え置かれた。据え置きは2週連続、1カ月前は6.25%だった。次回3月6日会合時点の見通しも前週予想の4.25%に据え置かれた。据え置きは15週連続となった。

 為替レートの見通しは、20年末時点の見通しが1ドル=4.10レアルに据え置かれた。据え置きは3週連続、1カ月前の予想は4.05レアルだった。21年末時点の見通しは前週予想の4.10レアルから4.11レアルに引き上げられた。引き上げは3週連続、1カ月前の予想は4.00レアルだった。

<関連銘柄>

 ボベスパ<1325.T>、iSエマジン<1582.T>、上場MSエマ<1681.T>、

 iS新興国<1362.T>、上場EM債<1566.T>

提供:モーニングスター社

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