20日の東京外国為替市場見通し=ドル・円、111円台定着か

為替

2020/2/20 8:51

ドル・円予想レンジ:1ドル=110円20銭-112円00銭

 20日の東京外国為替市場でドル・円は、およそ10カ月ぶりの円安水準となる1ドル=110円台での推移になるとみられる。

 ドル・円は19日欧米時間に、じりじりと値を上げ、一時111円59銭まで上伸。19年4月以来となる円安水準を付けた。新型ウイルスの新規感染者減少などリスクを取りやすい環境となり欧米株高が進む中、リスクに備え円を積み上げてきた市場関係者から円を投げ売る動きが出たみられる。

 きょう東京時間でも日経平均株価が買い先行で始まれば、ドル買い・円売りの基調は続きそう。ただ、久々の円安水準となったこと、5・10日(ごとおび)で企業決済が集中しやすいことから、国内輸出企業からのドル売り・円買いも強まりそうだ。

<主な経済指標・イベント>

国内:20年国債入札

米国:2月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、1月CB景気先行総合指数、30年物価連動国債入札

その他:豪1月雇用統計、インドネシア金融政策決定会合

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、為替取引に当たっては自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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