<米国株情報>ユナイテッド航空、米・カナダ便を10%削減へ―新型コロナウイルス感染拡大で

株式

2020/3/6 10:21

 航空大手ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングス<UAL>は4日、4-5月の2カ月間にわたって、米国とカナダの就航便の10%を削減する方針を明らかにした。米国内での新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、米国とカナダでの旅客輸送需要が減少しているためで、従業員には無給休暇を求めるほか、6月末まで新規採用を停止する。米経済専門チャンネルCNBC(電子版)などが伝えた。

 また、国際便についてはすでに運航スケジュールの20%を削減しているが、この措置を5月まで継続するとした。米国発のアジア路線は50%、欧州路線は10%、中南米路線は5%を減便する。

 ユナイテッド航空以外では、格安航空大手ジェットブルー航空も4日、新型コロナウイルス対策として、旅客輸送能力の5%を削減するとしている。海外ではドイツのルフトハンザ航空がすでに需要減少を理由に150機の使用を一時停止すると発表した。

 なお、IATA(国際航空運送協会)は5日、新型コロナウイルス感染拡大により全世界の航空業界における経済損失額は少なくとも630億ドル、長期化した場合は1130億ドルと試算した。旅客収入の11-19%が減少するという。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:モーニングスター社

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