ラクーンHDが急落、第3四半期累計は順調に推移するも材料出尽くし感

株式

2020/3/6 14:41

 ラクーンホールディングス<3031.T>が急落。5日引け後の決算発表で、20年4月期第3四半期累計(19年5月-20年1月)の連結業績は順調な推移を示したが、いったん材料出尽くしの動き。株価は前日比126円安の600円まで値を下げている。

 20年4月期第3四半期累計は、売上高25億3100万円(前年同期比17.0%増)、営業利益5億2700万円(同33.8%増)。主力の「EC事業」は、国内の小売店および小売業以外の事業者に対する流通額が順調に増加し、海外では新型コロナウイルス発生と感染拡大に伴ってマスクの需要が急増する中、営業利益は5億9200万円(同14.2%増)に増大。「フィナンシャル事業」も営業利益1億9600万円(同2.0倍)と好調に推移した。

 連結営業利益の通期予想6億7000万円(前期比22.1%増)に対する進ちょく率は78.7%で、第4四半期(20年2-4月)の営業利益予想は計算上1億4300万円(前年同期比7.7%減)となり保守的な印象。

 午後2時40分現在の株価は110円安の616円。

提供:モーニングスター社

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