米国株式市場:WHOが新型肺炎の「パンデミック」を表明、NYダウ・ナスダック大幅反落

株式

2020/3/12 7:46

 11日の米国株式は、大幅に反落した。NYダウが前日比1464.94ドル安の2万3553.22ドル、ナスダック総合指数が同392.202ポイント安の7952.051ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が17億6170万株、ナスダック市場が42億2424万株だった。

 トランプ米大統領は、大規模な経済対策を打ち出しているが、議会との対立から成立には不透明感があり、売り圧力が優勢となった。また、WHO(世界保健機関)が新型肺炎について「パンデミック(世界的大流行)」の状況にあると表明したこともあり、NYダウは一時、1680ドルを超える下げを見せる場面もあった。同採用の全30銘柄が下落し、ボーイングやダウ(旧ダウ・デュポン)、ユナイテッド・テクノロジーズなどが値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所終値比205円安の1万9165円だった。

提供:モーニングスター社

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