12日の東京外国為替市場=米国による欧州からの入国停止受け、ドル・円乱高下

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2020/3/12 15:03

 12日の東京外国為替市場でドル・円は、乱高下した。

 朝方1ドル=104円50銭近辺だったドル・円は、日経平均株価の売り先行を織り込み小幅にもみ合い一時104円71銭まで上値を伸ばす場面があったが、トランプ米大統領が10時(現地時間11日夜)から演説し、新型コロナウイルスの感染拡大抑止策として欧州からの30日間の入国停止を発表すると、リスク回避のドル売り・円買いが急ピッチに進み、ドル・円は一時103円07銭まで急落した。

 午後に入り、黒田日銀総裁が首相官邸で安倍首相と会談。その後の会見で黒田総裁が「潤沢な資金供給など、ちゅうちょなく対応をとる」と発言したことを受け、ドル・円は大きく切り返し、一時104円台を回復。ただ、大引け間際になっても軟調な日経平均を背景にドル・円は再び軟化した。

 15時現在、103円82銭となっている。

提供:モーニングスター社

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