米国株式市場:トランプ米大統領の演説を受け、NYダウ過去最大の下落幅、ナスダックも大幅続落

株式

2020/3/13 7:46

 12日の米国株式は、大幅に続落した。NYダウが前日比2352.60ドル安の2万1200.62ドル、ナスダック総合指数が同750.249ポイント安の7201.802ポイントで取引を終了。NYダウは9日の下落幅(2013.76ドル)を超え、過去最大の下げとなった。出来高概算は、ニューヨーク市場が21億5875万株、ナスダック市場が50億3720万株だった。

 トランプ米大統領は11日の演説で、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、英国を除く欧州から米国への渡航を30日間、停止すると表明した。欧州との間で、経済に混乱をきたすとの警戒感が台頭。取引開始直後に、S&P500指数の下落率が、基準値(7%)を超え、現在の制度となり9日に続き2回目となるサーキットブレーカー(売買の一時停止措置)が発動された。売買再開後も売りの勢いは続き、NYダウは一時2400ドル近い下げをみせる場面もあった。同指数採用の全30銘柄が下落し、値下がり率の上位には、ボーイングやダウ(旧ダウ・デュポン)、ウォルトディズニーなどが入っている。

 シカゴ日経平均先物の6月限円建て清算値は、12日の大阪取引所終値比1285円安の1万6855円だった。

提供:モーニングスター社

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