米国株式市場:NY州での自宅待機措置で下げ幅拡大、NYダウ・ナスダック大幅反落

株式

2020/3/23 7:46

 前週末20日の米国株式は、大幅反落した。NYダウが前日比913.21ドル安の1万9173.98ドル、ナスダック総合指数が同271.061ポイント安の6879.517ポイントで取引を終了。出来高概算は、ニューヨーク市場が27億179万株、ナスダック市場が51億2553万株だった。株価指数先物、株価指数オプション、個別株式先物、個別株オプションの清算日が重なる「クアドラプル・ウィッチング」のため、出来高が膨らんだ。

 前日の堅調な動きを受け続伸スタートしたが、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が一時1バレル=20ドル台を割り込み、投資家心理が悪化。ニューヨーク州のクオモ知事が、州内の全労働者の出勤停止と自宅待機を義務付けると発表したことで下げ幅を拡大し、NYダウは終値ベースで16年12月2日(1万9170.42ドル)以来、約3年3カ月半ぶりの水準に低下した。NYダウ採用銘柄では、ウォルトディズニーや3M(スリーエム)、コカ・コーラなどが値下がり率の上位に入っている。

 シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比480円高の1万7030円だった。

提供:モーニングスター社

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