SBIグループ、ダブルスタンの保有比率17%超―資本・業務提携を強化

株式

2020/3/24 17:31

 SBIホールディングス(8473)の100%子会社で金融サービス事業の中間持株会社であるSBIファイナンシャルサービシーズが24日に提出した大量保有報告書で、ダブルスタンダード(3925)の保有比率を16.37%(SBIグループ全体で17.36%)に増やしたことが明らかになった。

 SBIファイナンシャルサービシーズが1月10日に提出した大量保有報告書によれば市場外でダブルスタンの株式を14.14%(SBIグループ全体で15.53%)、3月17日の変更報告書で15.03%(同16.55%)取得していたことが分かっている。

 ダブルスタンは、独自の基盤技術を活用し、企業の新たなサービスを創出する企画開発プロバイダー。人工知能(AI)搭載型OCR(光学式文字読取システム)を用いたサービスやデータクレンジングサービスなどを提供、グループのSBI証券の口座開設システムやSBI損害保険の自動車保険リアルタイム見積りサービスで、ダブルスタンの開発したAI搭載型OCRを活用している。

 ダブルスタンは、SBIが推進する地域金融機関の活性化を通じた地方創生にも注力。両社は、地域金融機関向けにフィンテックサービスの導入や、多様なITサービスによる収益拡大、コスト削減など具体的な取り組みも進めている。今回の資本・業務提携の強化で一層のサービス強化を図る方針だ。

(イメージ写真提供:123RF)

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