<特集>5G関連、注目度アップ(3)=電気興―アンテナの開発、製造から設置工事まで一貫して手掛ける

株式

2020/4/3 18:08

 電気興業<6706.T>をマークしたい。同社は携帯電話用のアンテナの開発、製造から設置工事まで一連の事業を一貫して手掛けていることが強味となる。首都圏一部で5G実用化がスタートしたが、携帯電話各社は、全国展開に向け段階的に5G普及を目指すことから、同社が活躍する場面も増えそうだ。

 同社の20年3月期第3四半期(19年4-12月)の決算短信によると、アンテナ関連事業を含む電気通信関連事業の同期間における受注残高は176億9100万円(前年同期比10.9%増)で、高周波関連事業事業の伸び悩みをカバーする格好となっている。

 株価は、3月13日に年初来安値となる1921円を付ける場面がみられた。その後、全体相場が戻りを試す動きとなったことから同27日には2626円を付けている。足元では、戻り待ちの売りに押される格好となっているが、PERは14倍台で電気機器セクターの平均並みにあり、PBRは0.6倍台で解散価値とされる1倍を割り込む状況が続いている。

提供:モーニングスター社

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