米国株式市場:新型コロナの治療薬開発で期待感が高まる、NYダウ・ナスダック大幅反発
2020/4/30 7:46
29日の米国株式は、大幅反発した。NYダウが前日比532.31ドル高の2万4633.86ドル、ナスダック総合指数が同306.979ポイント高の8914.710ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億1939万株、ナスダック市場が42億549万株だった。
米ギリアド・サイエンシズ<GILD>は29日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として治験が行われている抗ウイルス薬「レムデシビル」について、有効性を示したと発表。治療薬として認可される期待感が高まり、早期の経済活動の正常化につながるとの見方から、大幅高につながった。朝方、米商務省が発表した米1-3月の実質GDP(国内総生産)は、年率換算で前期比4.8%減で、市場予想平均の同4.0%減よりも悪かったが、反応は限られた。NYダウ採用銘柄では、アメリカン・エキスプレス<AXP>やビザ<V>、ボーイング<BA>などが値上がり率の上位に入っている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所終値比590円高の2万400円だった。
提供:モーニングスター社
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