<特集>波乱相場の中で光る好需給銘柄(4)=ホクト―買い戻しエネルギー蓄積、業績面で注目余地も

株式

2020/5/8 17:48

 ホクト<1379.T>に狙い目がある。5月1日申し込み現在の信用取引残高は、買い残が1万株強、売り残が4万株強と売り長状態。1週遅れのデータながら、4月24日報告分の株券等貸借週末残高によると、借り手のカラ売りポジションにつながる貸付残高が有担保・無担保合計で100万株超に上る。買い戻しエネルギーは蓄積されおり、きっかけ1つで戻り相場に弾みが加わる可能性がある。

 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、3月の単体売上高・速報は42億500万円(前年同期比1.8%増)と7カ月ぶりにプラスに転じた。しかも、計画値の37億4900万円を12%強上回る水準で着地した。マイタケに免疫機能の向上効果があるとされ、需要拡大につながった可能性がある。20年3月期の連結営業利益は44億円(前期比19.5%増)を見込み、次期21年3月期は増益基調継続との観測も出ており、業績面での注目余地も広がる。

 株価は、2月6日の年初来高値2027円から3月13日の年初来安値1602円にかけて2割程度の調整を入れたが、早くも2000円大台を視野に入れる。すでに25日・75日・200日の各移動平均線をクリアし、テクニカル好転の流れにあり、戻り足に弾みが加わる可能性がある。

提供:モーニングスター社

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