ユーグレナ、ユーグレナ粉末の水抽出物が免疫を介して肺がんの増殖を抑制することを示唆する研究成果を確認

株式

2020/5/14 7:30

 ユーグレナ<2931.T>は12日、米カンザス州立大学の田村正明教授との共同研究により、微細藻類ユーグレナ粉末の水抽出物が免疫を介して肺がんの増殖を抑制することを示唆する研究成果を確認したと発表した。

 マウスに肺がんを発症させる3週間前からユーグレナ粉末の水抽出物を飲用水に混ぜて摂取させたところ、肺がん発症後、2週間経過したマウスの肺がんの増殖を抑制したことが判明したという。また、ユーグレナ粉末の水抽出物を摂取させたマウスの末梢血中の白血球数を測定すると、腫瘍(しゅよう)成長の促進に関わるとされている顆粒(かりゅう)球の数が有意に減少していることが分かった。以上のことから、ユーグレナ粉末の水抽出物の摂取が、顆粒球などのミエロイド由来の細胞集団を減少させることで抗腫瘍免疫を高め、肺がんの増殖を抑制したことが示唆されたとしている。

 今後は、ユーグレナ粉末の水抽出物の摂取により、抗腫瘍免疫が高まるメカニズムと、その生理学的な意義の解明をさらに進めるとしている。

 13日の終値は、前日比2円高の707円。

提供:モーニングスター社

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