14日の東京外国為替市場=ドル・円、106円台後半でもみ合い

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2020/5/14 15:03

 14日の東京外国為替市場でドル・円は、1ドル=106円台前半でもみ合った。

 前日にパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演で新型コロナウイルス感染の影響が続く現状について、第2次世界大戦以降のどの不況よりも悪いとの認識を示したことなどリスクオフムードを受け継ぎ、きょう東京株式市場が始まる直前にドル・円は1ドル=107円を割り込み、朝寄り安からしばらく下げ渋るさえない日経平均株価の動きを背景に106円80銭まで下押し。仲値決済に向けては国内輸入企業からのドル買い・円売りが入る場面もあったが、107円ちょうど近辺では上値が重くなった。

 午後に入り、39県で非常事態宣言を解除するとの政府方針は妥当と諮問委員会の見解が示されたと伝わったが、為替市場の反応は限定的。その後、日経平均株価が下げ幅を広げ、7日以来の2万円割れの展開となるとドル・円にも下押し圧力がかかり、一時106円79銭まで軟化した。

 15時現在、106円82銭となっている。

提供:モーニングスター社

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