<話題>日経平均の2万円をボックスの下限に?

株式

2020/5/15 17:28

 今週(11-15日)目に付いたのは13日のマーケット。日経平均株価の終値は前日比99円安の2万267円だったが、安値は310円安の2万56円。そしてこの日、5月1日以来となる日銀のETF(上場投資信託)買い入れが実施されていた。

 数週間前までは、日銀は1万9000円-2万円のボックスを想定してETF買い入れを行っていたようだったが、今週は2万円をボックスの下限にしようとした様子。やはり、5月7日にギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」が新型コロナウイルス感染症の治療薬として国内で初めて承認され、重症患者への投与が可能となったことで、自粛の早期解除、経済活動の本格化への道筋を付けようとしたという印象だ。

 あとは、軽症から中等症の新型コロナウイルス患者向けに富士フイルム<4901.T>の「アビガン」が一刻も早く承認され、投与されること。これにより、上手にコロナと付き合いつつ、経済の再生を図ることが可能になるはず。これ以上、中小・零細企業が取り返しのつかないことにならぬよう、1日も早い実現が待たれる。

提供:モーニングスター社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ