日経平均は50円程度安、株価指数先物への売りが一巡後、下げ幅を縮小=27日寄り付き

 27日午前9時24分すぎの日経平均株価は、前日比50円程度安い2万1220円前後で推移する。きのう26日に大幅高となった反動や、戻り待ちの売りなどが先行した。株価指数先物に断続的な売りが出たこともあり、下げ幅を広げる場面もみられ、午前9時17分には、同128円45銭安の2万1142円72銭を付けている。売りが一巡後は、下げ幅を縮小する動きにある。現地26日の米国株式は、NYダウが3日ぶりに反発し、ナスダック総合指数は続伸。堅調な経済指標に加え、米バイオ企業による新型コロナワクチン開発を支えに堅調な展開だった。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所終値比5円安の2万1275円。

 業種別では、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、BPカストロ<5015.T>、出光興産<5019.T>などの石油石炭製品株も安い。NTTドコモ<9437.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も下げている。

 個別では、ペッパー<3053.T>、東芝テック<6588.T>、オプティム<3694.T>、TBASE<3415.T>、ティアック<6803.T>などが下落。半面、デザインワン<6048.T>、DOWA<5714.T>、TOW<4767.T>、アイロムG<2372.T>、天馬<7958.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前9時24分時点で、1ドル=107円台の半ば(26日終値は1ドル=107円82-83銭)、1ユーロ=117円台の後半(同117円89-93銭)で取引されている。

提供:モーニングスター社

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